東松島市は持続可能な観光地としての国際的な認証エリアでもあり、当市の奥松島エリアでは、我々だけでなく様々な企業や人々が自然との共生・資源循環・持続的な暮らしや社会づくりのための多様な活動を展開しています。観光地としてのブランド化と国際的な認知度向上に伴い、昨今では大変注目されているエリアです。
東松島市は、株式会社インアウトバウンド東北(DMO)さまとともに観光庁から「日本版持続可能な観光ガイドライン(JSTS-D)」の2021年度モデル地区に宮城県内で初めて選定されました。(全国で15地区が選定)
2022年4年9月27日(日本時間9月28日午前0時)、ギリシャ・アテネで2022年「Green Destinations Top100(世界の持続可能な観光地Top100選)」の選出地域が発表され、東松島市が宮城県で初めて選出されました。「Green Destinations(グリーン・デスティネーションズ)」は、世界持続可能観光協議会(GSTC)が開発した、持続可能な観光の国際指標の国際認証団体の一つです。
観光庁や株式会社インアウトバウンド東北さまのご協力をいただき、これまで地域で取り組んできた持続可能な取組について申請がなされ、2023年10月18日(現地時間)、国連世界観光機関(UNWTO)が認定する「ベスト・ツーリズム・ビレッジ」に、東松島市の奥松島地域〈野蒜・宮戸地域)が東北で初めて認定されました。持続可能な観光に取り組む地域として、全世界に情報発信がなされるため、海外からの誘客に大きな期待が寄せられます。
企業研修、団体視察ツアー
私たちが提供する講座、研修、ワークショップは、”活かし、活かされる関係づくり”についての『問い』を参加者自身が携えて帰れるようにプログラムしております。
人と馬、人と森、人と大地が互いの健全性に向かっていくワークを通じて、参加者が自分自身だけでなく、つながりのある他者との相互の幸せや健全性の方向に歩みを進めていくためには、“今・ここ”で何を育んでいくのが良いのかを、見い出せるようになる『コツや習慣』へのきっかけを提供いたします。これらの越境学習&体験を通じて、是非これからの企業活動やそれぞれの仕事・暮らしに活かす方法をともに考えてみませんか。
襲われて食べられる動物の”馬”が、襲って食べる動物の”人間”の為に、喜んで彼らの強みや力を差し出してくれるような関係を育むことができる素晴らしいホースマンがいます。彼らが身に付けている習慣と技法のことを”ホースマンシップ”といいます。
また中国古典『論語』の中に、世の中で役立つ人になるために修めると良い6つの教養が示されており、そのひとつに”御”が紹介されています。御は、「馬を御する」こと、つまり我々とは異なる種の大型動物とコミュニケーションする能力のことです。目に見えないものや、非言語コミュニケーションに対する感受性が高く、かすかなメッセージも見逃さず、聴き取る力と適切に対応する力と技術が必須です。
私たちはこの“御”を 『自分に関わりのある誰か、もしくは何かが、自分の為に喜んで力を発揮してくれるような関係を育むことができる習慣や技法』と応用解釈しています。では、どのようにこの“御”を身に着けることができるのでしょうか。
それは、“仁に依り”そして“徳に拠る”ことを丁寧に積み上げていくこと、つまり、“まず、相手がどのように感じ、考え、行動するのかに想い依り”、そのうえで『相手の幸せの為に、自分が持ち合わせているものを喜んで差し出す』ということだと考えます。馬たちとの協働ワークを通じて、体感してみてはいかがでしょうか。




森の中に身を置くと、確かに自分も自然の一部なんだ!と、ことさらに実感します。また、大型馬のチカラを借りてなるべく地球に負荷をかけずに伐木を運搬する『馬搬』の実演見学からは、目には見えぬ絆のチカラに加え、人と馬が織りなす調和と見事なコンビネーションを体感することでしょう。森を整える協働作業は、自分の心を整える時間でもあります。森と共に生きる私たちの日常を体験して頂き、一緒に“心の森”を育みませんか。




人間がこれまで大量生産・大量消費・大量廃棄の暮らしを続けてきたために、環境破壊や気候変動、エネルギー問題、ごみ問題など、さまざまな問題が深刻化しています。
”地球への配慮、人への配慮、余剰物の共有”といった3つの原理と12の原則からなるパーマカルチャーは、永続的な循環型の農業のもと、人と自然が共に豊かになれるよう、自らの生活や地域社会をデザインしていくことを意味します。それらの概念を取り入れた里山の再生を私たちは展開しています。土や植物はもちろんのこと微生物や昆虫たちなど小さな生命たちも含め、自然と共存する中で、お互いに助け合い『恵み』を分かち合うことによって、“足るを知る暮らし”の実現や、“手間暇かけた充足感あふれる暮らし”を実感することでしょう。また、そうした生き方を通じて心の安心感が生まれるのだと思います。ひとりひとりが持つ個性や才能を、自分のためだけではなく他人や社会全体へと用いることでより豊かな社会へと導いていけるでしょう。
自分たちもそもそも自然の一部であり、活かし活かされていることを肌身で感じてみませんか。



