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暗がりの中でじっと”関り”や”対話”を待っている馬たちや森や大地に、驚かせぬようそっと歩み寄り、必要充分な時間と手間暇をかけて関わりを育んでいくうちに、やがて明るく温かで優しい光が降り注ぎ、それぞれの輝きを取り戻す・・・そんな取り組みを20年以上続けて参りました。誰かがあきらめた馬たちを仲間に向かい入れ、誰かに見放された荒れ地や森に無限の可能性を感じ、振り返れば開墾開拓の日々の連続でした。
2004年4月、当時の岩手県盛岡市(当時は玉山村)の1.5haの耕作放棄地を夫婦ふたりで開墾開拓し、6年がかりで小さな馬の牧場を手作りしました。そこでは、馬たちのチカラを借りて、人々のこころや地域課題や森林環境を整えるお手伝いなど、微力ながら現存する社会課題の解決に取り組んで参りました。
そして翌年の2011年3月、東日本大震災の発災以降、馬たちのチカラを借りて岩手と宮城沿岸部の被災地子ども支援を継続的に行ってきた中で、宮城県東松島市とご縁をいただき、多くの方々のご支援を賜りながら2013年11月より牧場拠点用地となる未整備林地を開墾開拓し、2018年4月現在の場所に牧場移転いたしました。
また、同じく2013年11月からは隣接する、荒廃森林の整備もスタート。樹々にはツルやツタが巻き付き、脚を踏み入れる場所も無く日差しも届かない暗かった森は、今では多くの山菜が採れるようになり、山うさぎやリスなどの小動物が住む豊かな美しい森に変わりつつあります。私たちはこの森を『美馬森』と名付けました。
2023年4月からは未活用地で里山づくりを始めるべく、2haの大地の開墾開拓もスタートしました。
美しく健全な馬たちで美しく健全な森をつくり、そんな森と里山に見守られながら、資源循環型の地球にやさしい暮らしや自然との共生が実感できる各種プログラムを豊富にご用意しております。訪れた方々が笑顔になったり癒されたり、また真の豊かさや幸せについて改めて想い巡らせるきっかけになれば嬉しい限りです。
牧場長

News
開催日
6月22日(日)10時~12時 (9:50集合)
イベントの内容
馬のふれあいやコミュニケーション体験、持続可能な農法体験(パーマカルチャー農法体験)
参加費
おひとり様1,000円(税込)
なお、パーマカルチャーをご指導いただく講師は市内で活動されている百姓 雨日土の佐藤明氏です森の中に身を置いて、自然のエネルギーをたくさん浴びて英気を養ってみてはいかがでしょうか?